BrainPad AAA、現場の人材不足を解決するAIエージェント「COROKO(コロコ)」を提供開始
- 現場のノウハウをAIが資産化し、人材不足解消と業務変革を実現 -

エージェントネイティブな社会の実装を目指す株式会社BrainPad AAA(ブレインパッド エーキューブ、所在地:東京都港区、代表取締役 辻 陽行、以下:BrainPad AAA)は、現場の人材不足を解決するAIエージェント「COROKO(コロコ)」を本日より提供開始します。
https://coroko.jp/

COROKOは、現場の様々な暗黙知データを、マルチモーダルAI(*1)を活用してビジネスにおいて価値あるデータに変え、現場の人材不足を解消します。今回は第一弾として、作業の動画を撮るだけで、マニュアルや報告書をAIエージェントが自動で作成するサービスを提供します。

BrainPad AAAは、COROKOを通じて、人とAIエージェントの協働による、現場作業の成果創出にフォーカスした次世代型PDCAサイクルの構築を目指します。

COROKOの開発背景

製造業をはじめ現場作業の人材不足が顕著、熟練労働者の技術継承が困難

製造業を対象に、事業に影響を及ぼす社会情勢の変化を調査した結果、「原材料やエネルギー価格の高騰」に次いで、「労働力不足」(66.7%)が挙げられており、人材不足は事業成長・継続の大きな課題となっています。また、能力開発や人材育成に関する問題があるとした事業所の割合は、製造業が85.3%となり、全産業よりも高い割合となっています。なお、その問題の内訳のトップは「指導する人材が不足している」(65.9%)です。(*2)

このような状況が熟練の技術継承を困難にし、経験や勘に頼る業務による品質のバラつきを生んでいます。マニュアルの作成・更新にもリソースを割けないため、現場の業務改善を阻害する大きな要因となっています。

そこで、BrainPad AAAは、現場作業の成果創出支援を目的にCOROKOを開発しました。

COROKOの概要

作業動画をAIが自動でマニュアル等に変換

COROKOは、ウェアラブルカメラなどで撮影した作業動画と、音声やテキストなどの追加データを、マルチモーダルAIにより、作業マニュアル等のビジネスに有用なデータへ変換します。現場作業の生産性向上、暗黙知の形式知化、技術継承を支援します。

COROKOの特徴

①マニュアルや報告書をAIエージェントが自動で作成

作業の動画を撮影するだけで、AIが自動でマニュアルや報告書を作成します。ドキュメント作成に要する時間を劇的に減らし、作業員の生産性向上に貢献します。

②現場業務のノウハウを組織全体で一元集約・管理

現場のナレッジをCOROKO上で共有や比較ができます。これまでは点在していた現場のデータや経験が、日々の業務を通じて自然と組織全体の資産になります。

③AI活用のプロフェッショナルがビジネス変革まで伴走支援

データに基づき業務状況を把握、業務プロセス全体のボトルネックを分析し、現場の生産性向上から経営課題の解決まで、 導入企業の変革と成果創出を支援します。

COROKO操作画面

直感的な操作で動画データからマニュアルや報告書が作成されます。

● マニュアル一覧画面(サービスTOP)

● 解析対象の動画アップロード画面

● AI解析画面

● AIで自動作成した作業マニュアル画面

COROKOの活用シーン

さまざまな現場作業に対応

COROKOは、業種・業態を問わず利用可能です。特に、製造、建設、設備保全、物流など、現場での作業を伴う企業による幅広い活用を想定しています。

今後の展望

現場作業の次世代型PDCAサイクルを構築

COROKOの目指す世界は、「現場作業の領域で、人とAIエージェントの協働により、事業成果の創出に向けて自己革新をし続ける次世代型のPDCAサイクルの構築」です。そのPDCAサイクルから、今回は第一弾として、「Plan:業務を型化する」ためのマニュアル作成と「Do:業務を実行する」ための報告書作成のサービスを提供します。

BrainPad AAAは、COROKOを通じて、現場の人材不足の解決、そして持続可能な企業の成長を支援していきます。

株式会社BrainPad AAA 代表取締役 辻 陽行 コメント

日本の産業は今、その基盤を支える人材の不足という共通の、そして深刻な課題に直面しています。特に、これまで日本の強みとされてきた現場力は、熟練者の「匠の技」だけでなく、現場でのOJTのように多くの人手に支えられた暗黙知によって成り立ってきました。しかし、労働人口の減少が進む今、このままでは現場が立ち行かなくなり、人材不足が事業の継続と成長の大きな阻害要因になりかねません。COROKOは、単なる生産性向上に留まらず、これまで人が担ってきた知恵と技術をAIエージェントがサポートすることで、日本の産業全体の持続可能性を高めることを目指すサービスです。今後の展開にご期待ください。

株式会社ブレインパッド 代表取締役社長 CEO 関口 朋宏 コメント

BrainPad AAAが開発したAIエージェント「COROKO」の正式発表を大変嬉しく思います。近年の日本は人口減少と労働力不足に直面しており、これまで強みとしてきた「現場力」の持続が喫緊の課題です。「COROKO」は、AIとの共存により「現場力」を高めます。生成AIの普及はホワイトカラーが中心ですが、現場の人手不足へのアプローチは少なく、大きな可能性を秘めています。「COROKO」は暗黙知である現場力をデータとAIで形式知化し、新たな働き手への技術伝承を可能にし、再現性ある現場力を生み出します。今後も当社グループは「息を吸うようにデータが活用される社会」の実現に向け、データ・AI活用による生産性改革を推進していきます。

*1:マルチモーダルAIとは、画像や動画、音声、テキストといった複数の異種データを一度に処理できるAI技術のこと
*2:2025年版ものづくり白書( https://www.meti.go.jp/report/whitepaper/mono/2025/index.html )より引用

ご参考情報

● COROKO 概要

サービスサイト:https://coroko.jp
お問い合わせ:https://go.brainpad.co.jp/l/391552/2025-09-25/j5p2gw

● 株式会社BrainPad AAA 概要

本社所在地:東京都港区六本木三丁目1番1号 六本木ティーキューブ
設立:2025年3月
代表者:代表取締役 辻 陽行
資本金:1億円
事業内容:AI エージェントサービスの開発・提供、AI エージェント活用のコンサルティング
コーポレートサイト:https://brainpad-aaa.ai/

*本ニュースリリースに記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
*本ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。

以上